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■Q レジンは一度に厚み何cmまで流し込める?

A 一度に流し込みが出来る厚みは室温・注入量・型枠の排熱性などの諸条件にもよりますので、詳しくは説明書とレジンの選び方の最大一層注型サイズの項目を参考にしてください。


エポキシ樹脂は温度管理が重要で、厚みに対して温度が高ければ過熱してしまい割れや熱焼けしてしまう可能性がございます。

室温調整が出来ない場合は、過熱しない程度まで一度に流し込む量を減らして何層かに分けて流し込みを行ってください。

注型作品は出来るだけ低温でゆっくり硬化させる事が推奨されており、レジンテーブルなど鋳造する大きな作品は1~2日で硬化させようとすると失敗の原因となります。

​大型鋳造作品・レジンテーブル製作の推奨タイムスケジュール:室温18℃以下で1週間ほどかけてゆっくり硬化させて、ある程度硬化したらその後1週間ほど温めて深部まで硬化促進させる。

■Q レジンテーブルの漏れ止めは?テープは必要?

A 型枠を木材で作る場合は、エポキシ樹脂と型枠の木材が接着しないようにする必要がございます。


型枠の木材にテープなどを貼って剥離できるようにするのですが、簡単にどこでも手に入るものでいうと梱包用テープなどの名称で販売されている「OPPテープ」などが使用できます。フローレスレジンのOPPテープ

型枠の木材に隙間ができないよう数ミリほど重ねながら貼り付けます。型枠を組んでからテープは貼るのではなく、全てのパーツにテープを貼ってから型枠を組んでください。密着が弱いとレジンが入り込んでテープが浮いてしまう事があるので、最後に指圧で念入りに押さえ付けてください。

テープを貼り付けた型枠を組んだ後、流し込むエポキシ樹脂が漏れないようにコーキング(シリコン)して隙間を塞ぎます。コーキングが乾燥してからエポキシ樹脂の流し込みを行ってください。

■Q 注型用とコーティング用の違いは?レジンテーブル製作にコーティング用は必要?

A 注型用レジンは一度でキャスティング(注型)できる大きな厚み・高い透明度・低発熱でゆっくり硬化する事が特徴です。

コーティング用レジンは高硬度、発熱性が高く硬化が早い特徴がございます。

コーティング用は必須ではありませんが、レジンテーブル製作の際にあると作業効率が良くなるのでおすすめです。

木材の気泡止めの為の下塗りや封入物の固定などで薄い層を流す際に注型用を使用すると硬化時間が長くなってしまうので、硬化速度が早いコーティング用を使用することによって、効率良く作業を進める事が出来ます。

■Q レジンテーブルの気泡の対処法は?

A  レジンを流し込むと木材の中に溜まっている空気がゆっくりと出てきます。

空気の排出途中で硬化して気泡が残ってしまう場合があるので、あらかじめ木材にレジンを塗布して目止めすることで流し込みの際に木材から出てくる気泡を防ぐことが出来ます。
1度だけでは充分でない場合があるので、2~3度下塗りするとより確実に気泡を防げます。(塗布→硬化→塗布を繰り返してください)
更に気泡が出やすい底面の隙間からの気泡も防ぐため、最後の下塗りと同時に木材を型枠に並べてから底面に2mmほどレジンを流しておき、指触乾燥(指で軽く触ってレジンが指に付かなくなる状態)したら底面から出てきて表面に残った気泡を破ってレジンを本注入する流れにすると底面からの気泡も防げます。
混合するときは説明書にしたがってレジンを暖めて粘度を低くして、泡立たないようにゆっくり丁寧に混ぜると気泡を減らせます。※詳しくはこちら→ 気泡を作らない混ぜ方

真空脱泡機を使用すると細かい気泡まで除去することが可能です。​

温度が高いほど気泡抜けが良くなりますが、温度が高過ぎると熱暴走の恐れがあります。

気泡の対処が終われば速やかに室温を下げてゆっくりと硬化させてください。

■Q フローレスレジンの上にコーヒーカップ等の熱い物を乗せることはできる?

A フローレスレジンで作ったレジンテーブルやコースターはコーヒーカップなどの熱い物を直接乗せることが出来ます。

注意点としては熱による軟化で、レジンが薄く・レジンの上に乗せている物が重ければレジンが変形してしまう事があります。※軟化しても熱が引けば元の硬度に戻ります。

レジンの硬度が高いほど軟化も抑えられるので、熱い物を乗せる場合はコーティング用フローレスレジンでのトップコートがとても有効です。垂れ流しのコーティングより流し込みのコーティングの方が高い硬度を得られます。

研磨していない硬化してすぐの作品に熱い物を乗せると白く変色してしまう事がございます。熱い物を乗せる場合は硬化してから十分に時間を空けてからにしてください。(25℃以上/注型用2週間ほど/コーティング用1週間ほど。)

■Q 硬化後のベタつき・硬化不良の原因は?

A ベタつき(硬化不良)は下記が主な原因です。


1.油分や水分が混入している。※レジンの封入物や攪拌棒・混合容器に油分が付着してしまっていると表面に粘つきや歪みなどの異常が出ます。油分が付着していないように見えても実際は微量の油分が有り、レジンに悪影響を及ぼす事が多々あります。たとえ新品でも道具は使用前に脱脂して、レジンに触れる箇所や封入物は全てレジンでコーティングしておくと異常はおきません。


2.撹拌が足りていない。※着色前に撹拌棒をどこに動かしても混ぜスジが完全に見えなくなるまで混ぜてください。容器の壁面や底面に付着した樹脂が混ざらず残って硬化不良となっていることが最も多い原因なので、容器面は念入りに削ぐように混ぜてください。シリコンヘラだと容器面を剥がしやすいです。更に最後の一滴まで使い切ろうとせず、容器に少し残るくらいを使うようにしておくと容器面の撹拌不足が原因の硬化不良も発生しません。

3.完全硬化まで時間が足りていない(注型用の場合は室温25℃で硬化まで48~72時間と、通常のエポキシ樹脂より硬化が遅い特徴があります。室温が高い方が・厚みが厚い方が早く硬化します。その為、室温が低かったり厚みの薄い流し込みの場合は硬化にかかる時間が長くなります。)

4.室温が低過ぎる。※5℃以下では硬化反応が停止します。直接温めるか、暖かいところで硬化させてください。

5.樹脂温度が低い。※温度が低いと粘度が上がり混ざりにくく攪拌不足の原因になります。温度が低いまま攪拌すると自然脱泡出来ない微細な気泡も出来てしまうため、主剤を説明書に従って温めてから攪拌してください。

6.混合比率か、容積比(リットル)と重量比(グラム)を間違えている。※容積比は計量カップ、重量比は重量計での計量。​

■Q 無色透明でレジンテーブルを作る場合、完全に黄変を防ぐ事は可能?

A フローレスレジンは全てのモデルで黄変対策に注力しており、他社製品と比べても非常に黄変しにくくはなっておりますが、エポキシ樹脂は紫外線の他にも酸化などが原因でどれだけ黄変対策をしているエポキシ樹脂でも時間経過と共にいつかは必ず黄変してしまいます。

しかし、同じく黄変しない・抗黄変・超難黄変と記載があるレジンだとしても製品によって天と地ほど大きな差があります。

実際に専門家であるはずのメーカー・開発者・販売店であってもほとんどの方が黄変に関して正確な原因や対策をきちんと理解していないのが現状です。

フローレスレジン社では日々黄変について研究を行っており、黄変の原因と対策に関して日々知見を深めながら開発を行っております。


レジンテーブルを極力黄変させない使用環境:直射日光や高温多湿を避ける。UVカット効果のある窓ガラスと空調管理されている室内が理想です。

■Q フローレスレジンピグメントで着色で顔料が沈んで模様が変わらないように対策できる?

A 混合直後の流動性が高い状態の時に模様を付けても、時間が経つと顔料が沈んで模様が消えてしまいます。

ある程度硬化が始まって粘度が高くなってから模様を付ければ模様を残せます。時間を空けながら何度か模様をつけてみて良いタイミングを掴む練習をしてみてください。

海アート用などの粘度が高く硬化が早いレジンであれば簡単にくっきりとした模様を付けることが出来ます。

■Q フローレスレジンには着色料は何を使用すればいい?

A 透明感のある色はフローレスレジンクリアカラー、模様を付けたい場合はフローレスレジンピグメントをお使いください。

レジン用の着色料以外を使用される場合は、商品ごとに問題が無いかご自身でお試し頂くようお願い致します。

水性の着色料は基本的にはエポキシ樹脂に適しておらず、油性の着色料が適しております。

■Q 注入量の計算方法は?

A 下記の計算式を参考におおよその注入量の計算ができます。

注入量の容積の計算方法は分かりやすいサイトがありましたので→にリンクしておきます。容積の計算方法の解説サイト

※注型用・コーティング用フローレスレジンの混合比は容積比(リットル)では無く重量比(グラム)ですので、重量計で正確に計量してください。フローレスレジンは水より約1.1倍重いので、計算した容積の約10%(×1.1)重量を多くすると必要な容積分を作れます。

​【例】

立方体:(一辺 × 一辺 × 一辺)cm ÷ 1000  =〇リットル×1.1=kg
直方体:(縦 × 横 × 高さ) cm ÷ 1000  =〇リットル×1.1=kg
円柱: (半径 × 半径 × 3.14 × 高さ) cm ÷ 1000  =〇リットル×1.1=kg

■Q 硬化前のレジンの拭き取り方は?

A ​キッチンペーパーなどの吸水力が良く使い捨て出来るものとエタノールを使用します。

当店では溶剤よりも安全性が高く安心して使用できるエタノールをおすすめしております。硬化前ならエタノールで十分拭き取り出来ます。

おおまかにキッチンペーパーでレジンを除去して、ベタつきが無くなるまでエタノールを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取ってください。

■Q 木材とレジンの接着強度を上げる方法はありますか?

A リバーテーブルの場合、木材でも接着面の形状が複雑・液体が染み込みやすい木材は接着強度が強いですが、接着面がまっすぐ・(ポプラの耳のような)密度が高く光沢のあるツルツルな表面で液体が染み込みにくい木材などは接着強度が弱くなります。接着強度が不安な場合は予め接着面を荒い番手で目荒らしするようにしてください。

レジンとレジンの接着の場合は完全硬化後の重ね塗り・注入でも接着できますが、工程的に出来るのであればある程度硬化した指触乾燥(完全硬化する前の指で軽く触ってもレジンが指に付かなくなる状態)の状態で積層するとより接着強度が高まります。​

完全硬化後は接着面を均一に目荒らし後にレジンを積層すると接着強度が高くなります。

■Q 無気泡の透明レジンテーブルの作り方を教えてください。

A 最も簡単で失敗しにくいと思われる製作手順です。色々ある作り方の中のひとつとしてご参考までにお願いします。

1日目:剥離用のテープを貼った型枠を作りコーキングで隙間を埋めます。気泡対策のため木材の接着面にレジンを下塗りします。

2日目:指触乾燥(完全硬化前の指で軽く触って付かなくなる状態)したら再度下塗り、これを完全に目止めできるまで繰り返します。最後の下塗りの際に木材を型枠に配置して底面の気泡対策として薄くレジンを流しておきます。底面の隙間が全て埋まっていれば大丈夫です。※微細な気泡は流し込み前に真空脱泡器で除去してください。

3日目:1層目が爪で押すと凹んで指の腹で押しても凹まない程度まで硬化したら、表面に残った気泡を潰してから2層目の流し込みを行います。過熱しないか様子を見ながら待って、1~2時間ほど経過したら埃と気泡を除去します。※流込時:推奨室温18℃

あとは脱枠し整形・研削、必要に応じてトップコートやオイルなどの仕上げ剤で完成です。

※エポキシ樹脂は25℃の場合でも1~2週間かけてゆっくりと硬度が上昇します。完全硬化しているように見えても硬度が低い状態だと簡単に割れたり変形してしまいます。硬化後は硬度が高まるよう冬場はしっかり暖めて、夏場は暖かい所で養生してください。

動画を観ながら透明レジンテーブルの作り方を覚える

■Q レジンの中身を移し替える場合の容器は?

A 耐薬品性のPPもしくはPE素材のボトルをご使用ください。

小物製作には100均のドレッシングボトルなどは短期間なら使いやすくていいですが、密閉性が低いため染み出しや酸化する場合がございますので、湿気の多い夏場や長期間の保管には耐薬品性などのしっかりとしたボトルをご使用ください。

■Q 硬化後に発生する歪みやシワの原因は?

A 様々な要因がありますが、主には下記の原因で発生する事が多いです。

・厚みに対して温度が高く、硬化熱が高過ぎると表面がボコボコになる。

・水分や油分の混入があると内部に歪みが発生する。

・硬化中の柔らかい状態の時に、様子を見るために動かしたり触ったりすると内部に歪みが発生する。

・広面積になるほど表面がシワになりやすい。

・硬化に時間が掛かるほどシワになりやすい。

・柔らかいシリコンモールドほどシワになりやすい。

■Q トップコートをした際の表面に発生する弾きの原因は?

A レジンコーティングの際、天面に流したレジンが弾く主な原因について症状別で解説します。

■作品の端/際が弾いている。

・水平が取れていない。

・天面が正確にまっすぐになっていない。端に向かって山なりになっている。

■際以外の中心部分が弾いている。

・天面に歪みや凹凸がある。

・油分が付着している。

・低粘度レジンで薄くコーティングしている為。

・過熱状態でレジンが大きく収縮して痩せてしまっている為。

■解決方法

天面の歪みや凹凸を極力無くしてフラットにする。 水平器は一か所だけでなく色々な場所と方向で試して確認する。 垂れ流しのコーティングには高粘度レジンを使用する。

■Q 型枠に適した材料は?

A 木材にOPPテープを貼る方法以外だと、シリコン、アクリル板、PVC、PE、PP、HDPEなどが剥離可能な素材です。

ただし、多量な一層注型などで高温になり過ぎると溶着してしまい剥がれなくなる事があります。融着を防ぐ為、型枠にヒートガン等を極力当てないように注意してください。

剥がしやすくする為に離型剤を用いることは効果的ですが、透明作品の場合は離型剤の付け過ぎで滲みが出ないように注意してください。

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