透明なレジンテーブルの作り方を工程毎に分かりやすい動画を厳選してまとめてみました。
レジンテーブルをDIYで製作してみたい方、ぜひ参考にしてみてください!
主な準備しておく物
・エポキシ樹脂
・混合容器
・重量計量器
・型枠材料
・コーキングガン
・シリコンシーラント
・ニトリル手袋
・レジン拭き取り掃除用にエタノール、キッチンペーパー
・ランダムサンダー
・真空脱泡器
工程1 型枠の作り方
1、まずはテーブルのサイズに合わせて板をカット。
2、型枠の木板の剥離用にOPPテープを貼る。
3、型枠を組んで、板の隙間を全てコーキング(シリコンシーラント)する。
工程2 木材の気泡対策
1、混合したレジンを木材に塗布→指触乾燥→塗布→指触乾燥を完全に目止め出来るまで繰り返す。※指触乾燥(軽く指で触っても指にレジンが付着しない程度の状態)
2、目止め最後の塗布と同時に、型枠に木材を設置して2㎜厚ほどの1層目を流す。
※この工程の推奨レジン:コーティング用フローレスレジン
クラフト用フローレスレジン 、 注型用フローレスレジンでも可。
工程3 レジンの流し込み
※工程2で目止めが出来ていない箇所があると木材から気泡が発生します。目止め出来ていない箇所があり、硬化サイズに対して室温が高温だとこのようにシュワシュワな泡が発生します。
1、1層目が爪で押すと凹んで指の腹で押しても凹まない程度まで硬化したら2層目を流し込む。透明なレジンテーブルの場合は、真空脱泡器で気泡を除去してから流し込むと無気泡で作れます。
※この工程の推奨レジン:注型用フローレスレジン
クラフト用フローレスレジンでも可。
※レジンテーブルは低温でゆっくり硬化させるのが基本です。エポキシ樹脂は厚みが厚いほどレジン液内に熱が溜まりやすく、放熱が追い付かないと「熱暴走」と呼ばれる大きな収縮・熱焼け・割れ・気泡の膨張の原因となります。放熱を促すために送風機やエアコンで室温を下げる事が効果的です。ある程度硬化したら25℃以上の暖かい所に移動させるか、電気毛布で直接温めて細部まで更に硬化促進させて引き締めます。
気泡を作らない混ぜ方
混ぜ方が綺麗だと気泡を大幅に減らすことが出来ます。
真空脱泡器を使う場合でも、気泡が少ないと作業時間の短縮になります。
工程4 離型~仕上げ
1、約1~2週間放置して完全硬化したら離型する。
2、端を切り落としてサンダーで全体を平らにする。※ベルトサンダーだととても早いです。
工程5 鏡面仕上げ
・鏡面仕上げ方法1 研磨
1、ランダムサンダーで少しずつ番手を上げながら#3000番まで研磨する。
2、コンパウンドで研磨する。
3、お好みのオイル等を塗布して仕上げる。
・鏡面仕上げ方法2 レジン垂れ流しコーティング
1、全体をランダムサンダーで#180番まで研磨する。
2、裏面の端にマスキングテープ、養生テープの順番で重ねて貼る。
3、真空脱泡機で気泡を除去して表面と側面にレジンをたっぷりと塗る。
4、ほこりを手作業で除去して埃が入らないように養生する。
5、20℃以上で2週間放置。※室温が高いほど早く仕上がります。
6、裏面のテープを剥がして#180番で研磨する。
7、裏面が透けるテーブルの場合は、更に裏面もレジンでコーティングする。※裏面だけをコーティングするので、側面に垂れないように気を付けてください。
※この工程の推奨レジン:海アート用フローレスレジン
型枠の作り方 番外編 研削不要、バリ取りだけで仕上げる方法
アクリル板を型枠に使用すると、枠面が綺麗に仕上がるので研磨が不要になります。
離型してバリ取りすると完成です。
以上、一連の流れをおすすめの動画と共に簡単に解説しました。
レジンテーブルは色々な製作方法がありますが、DIYで失敗しにくく実践しやすい工程を選びました。
ぜひこちらを参考に自作レジンテーブルに挑戦してみてください。
もし分からないことがあっても、当店ではLINEアカウントで個別に製作サポートをしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
レジンテーブル製作におすすめのエポキシ樹脂
1度に厚み2cm以上を流す場合には注型用フローレスレジン
ゆっくり硬化して、大きな立体物を作れる
1度に厚み2cm以下で積層する場合にはクラフト用フローレスレジン
硬化速度が中間、中くらいの立体物を作れる
木材の目止めや、より硬い層を作りたい場合はコーティング用フローレスレジン
硬化が早く、厚み1cm以下の層しか作れない
透明なクリア着色剤
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