フロアレジンアートの施工方法【床塗装】
|フロアレジンアートとは
フロアレジンアート(またはメタルフロア、エポキシフロア)は、透明なエポキシ樹脂を使用して床面に装飾やデザインを施すアート手法・施工技術のことです。高い透明度と光沢を活かし、立体感のある美しい床仕上げを実現できるのが特徴です。
この技法は自由度が非常に高く、カラーの混合やメタリック顔料、3Dデザインなどを組み合わせることで、空間に合わせた唯一無二の床を作り出すことが可能です。商業施設、ホテル、ギャラリー、さらには住宅のインテリアにも採用されており、機能性とデザイン性を両立した空間演出が可能です。
こちらのページでは、フロアレジンアートを初心者でも出来るように詳しくやり方を解説します。
いくつかの方法を紹介しておりますが、すべて当店独自の施工方法ですのでご参考までにお願い致します。
|代表的な使われ方
カフェ、レストラン、サロンなどの商業空間
住宅の玄関・リビングのアクセント
ギャラリーや展示空間
デザイン重視のガレージやオフィス
|よくあるデザイン例
マーブル模様(大理石風)
メタリックパール模様
3Dアート(波模様、水中模様、宇宙など)
グラデーションや抽象アート風
|メリット
実用性とデザイン性を高く兼ね備えた、重工場での作業にも耐える強靭な塗膜が作れます。
エポキシレジンは防水性・耐薬品性に優れ、掃除も簡単です。
|施工方法 3種
1,鏡面仕上げ
仕上がり:光沢の強い、高級感のある鏡面な仕上がりになります。
施工方法:全体が2mm以上の厚みになるように流すことでセルフレベリングされ、平滑で光沢のある鏡面仕上げになります。
高級感を出したい空間におすすめ(カフェ、ギャラリー、ショールームなど)
2,防塵塗装・メタルフロア
仕上がり:実用性とデザイン性を高く兼ね備えた、重工場での作業にも耐える強靭な塗膜が作れます。
施工方法:レジンを薄くフロアワイパーなどで床面に均一に塗り広げるだけの簡易施工です。
工場、倉庫、ガレージ、DIYスペースなど、機能性重視の現場に最適
3,複数色のフロアレジンアート
仕上がり:大理石風・地層風・波紋模様・ケミカルな色調など、自由自在にデザインできます。
施工方法:レジンにフローレスレジンピグメント(パール顔料)を混ぜ込み、複数色を組み合わせて模様を作り出す方法です。
商業空間・インテリアデザインに個性を出したい方におすすめ
- 鏡面仕上げ -
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|鏡面仕上げ
2mm以上の厚みでフローレスレジンを流し込むことで鏡面に仕上がります。
・下地を生かす:無色透明のまま流し込めば下地が映えて艶と高級感が出ます。レジンの厚み以下の物なら床に接着して塗膜の中に封入したり、蓄光パウダーで床を光らせたりと、アイデア次第で色々なデザインが楽しめます。
・着色する:エポキシ樹脂用マイカ顔料の「フローレスレジンピグメント」で着色すれば、地層や大理石のような不規則で自然な模様になります。さらに「フローレスレジンメタリックパウダー」で金箔風のアクセントを付けて高級感や奥行きを演出可能。透明感のある色付けや、模様の無い着色には「フローレスレジンクリアカラー」をご使用ください。
・適したレジン:超硬層用フローレスレジン(旧名:コーティング用)の性状・物性がレジンフロア施工に適しておりとても作業性が良いです。同様他社エポキシ樹脂製品と比較すると非常に強力な難黄変性があるので、透明のままで施工する場合には特に大きな違いを実感できます。
|施工方法
1.隙間は事前にコーキングで漏れ止めをします。傾斜がある床は予め水平に整えてください。
2.フローレスレジンは等間隔で流し込むだけで、レジン液が広がり自己レベリングします。作業はこれで終了です。封入物がある場合は、あらかじめ封入物を下地に接着してから流し込みを行なってください。
※2~3㎜厚以上から平滑・鏡面に仕上がります。厚みが厚くなるほど強度・耐熱性が高くなり、更に表面の仕上がりも良くなります。
※推奨室温:20~30℃、乾燥時は室温が高い方が表面の仕上がりが良くなり、2液の化学反応も促進され強度も高くなります。
3.超硬層用フローレスレジンは室温25℃の場合、24時間で約90%、72時間で95%の硬度に達します。残りの5%は2週間ほどかけてゆっくり引き締まり安定します。安定するまでは傷や跡が付きやすいので、室温を高くして1~2週間の養生が推奨です。
※硬化速度:温度が高い方が早く硬化し、低温になるほど硬化が遅くなります。
※軽歩行が出来る目安:爪で押して跡が付かないくらいの硬さになったら歩いても大丈夫です。室温25℃なら24時間で軽歩行可能です。
1㎡あたりの施工に必要なレジンの重量:2㎜厚の場合=約2.2kg 、 【オススメ】3㎜厚の場合=約3.3kg 、 5㎜厚の場合=約5.5kg
不透明になるピグメントの添加量:レジンに対して約1% ※ホワイト系(No.1-2)のみ完全な不透明にならずに下地が若干透けます。
下地に塗装が施されている場合:レジンの「引け」が発生しやすくなります。そのため、目荒らしやプライマー処理などの下地処理を行ってください。また、施工厚が2mm程度の場合は、レジンを多めにご用意いただくことを推奨いたします。
- 防塵塗装・ピグメントレジンアート -


|防塵塗装・メタルフロア
コンクリート土間への剥がれにくい強靭な塗膜の防塵塗装。
・かんたん施工:レジン液をフロアワイパーで塗り伸ばすだけで防塵塗装する事が出来ます。一般的な塗料の防塵塗装よりも施工が簡単で短時間で施工が出来ます。
・下地を生かす:着色せずに土間に塗ると濡れたコンクリートの風合いになります。
・高強度・高硬度:コンクリートに低粘度のレジン液が染み込み接着します。塗膜が非常に強く剥がれないので、工場などの激しい衝撃が加わったり重量物を設置する場所にもお使い頂けます。
・着色する:エポキシ樹脂用マイカ顔料の「フローレスレジンピグメント」で着色すれば、地層や大理石のような不規則で自然な模様になります。さらに「フローレスレジンメタリックパウダー」で金箔風のアクセントを付けて高級感や奥行きを演出可能。透明感のある色付けや、模様の無い着色には「フローレスレジンクリアカラー」をご使用ください。
・適したレジン:超硬層用フローレスレジンの性状・物性がレジンフロア施工に適しておりとても作業性が良いです。同様他社エポキシ樹脂製品と比較すると非常に強力な難黄変性があるので、白系の着色や透明のままで施工する場合には特に大きな違いを実感できます。
|防塵塗装の施工方法
1.レジンを塗らない箇所は養生します。
2.レジンを混合→レジン液を床に流す→フロアワイパーでレジン液を塗り伸ばす。この繰り返しで作業は終了です。
※推奨室温:作業中20~30℃、乾燥20℃~40℃。乾燥時は室温が高い方が表面の仕上がりが良くなり、2液の化学反応も促進され強度も高くなります。
3.超硬層用フローレスレジンは室温25℃の場合、24時間で約90%、72時間で95%の硬度に達します。残りの5%は2週間ほどかけてゆっくり引き締まり安定していきます。
※硬化速度:温度が高い方が早く硬化し、低温になるほど硬化が遅くなります。
レジン1kgあたりの施工面積の目安:約1㎡/kg ※約1mm
不透明になるフローレスレジンピグメントの添加量:レジンに対して約2% ※ホワイト系(No.1-2)のみ完全な不透明にならずに下地が若干透けます。
- 複数色のフロアレジンアート -

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|複数色のフロアレジンアート
ジオードアートのような地層や大理石のような自然な模様から、強い発色のケミカルカラーまで自由な発想で個性的なデザインができます。
・高強度・高硬度:コンクリート土間に低粘度のレジン液が染み込み接着します。塗膜が非常に強く剥がれないので、工場などの激しい衝撃が加わったり重量物を設置する場所にもお使い頂けます。
・着色する:エポキシ樹脂用マイカ顔料の「フローレスレジンピグメント」で着色すれば、地層や大理石のような不規則で自然な模様になります。さらに「フローレスレジンメタリックパウダー」で金箔風のアクセントを付けて高級感や奥行きを演出可能。透明感のある色付けや、模様の無い着色には「フローレスレジンクリアカラー」をご使用ください。
・適したレジン:超硬層用フローレスレジンの性状・物性がフロアレジンアート施工に適しており、とても作業性が良いです。
|複数色のフロアレジンアートの施工方法
1.レジンを塗らない箇所は養生します。隙間はコーキングしてください。
2.ベースの色となるレジンを混合&着色→レジン液を床に流す→2色目以降は同じ手順で作って流し込み(模様をはっきりさせたい場合は、1色目の粘度が高くなるまで待ってから作業してください。※目安:室温25℃の場合、約2〜4時間)→ワイパーなどでお好みで模様をつけて作業終了。
※硬化速度:温度が高い方が早く硬化し、低温になるほど硬化が遅くなります。
※推奨室温:作業中20~30℃、乾燥20℃~40℃。乾燥時は室温が高い方が表面の仕上がりが良くなり、2液の化学反応も促進され強度も高くなります。
3.超硬層用フローレスレジンは室温25℃の場合、24時間で約90%、72時間で95%の硬度に達します。残りの5%は2週間ほどかけてゆっくり引き締まり安定していきます。
レジン1kgあたりの施工面積の目安:約0.5㎡/kg
不透明になるフローレスレジンピグメントの添加量:レジンに対して約1% ※ホワイト系(No.1-2)のみ完全な不透明にならずに下地が若干透けます。
下地に塗装が施されている場合:レジンの「引け」が発生しやすくなります。そのため、目荒らしやプライマー処理などの下地処理を行ってください。また、不足した場合は部分的な修復ができないので、レジンを多めにご用意いただくことを推奨いたします。
↓の動画の手法を応用できます。