先日、Amazonの【エポキシ樹脂製品】2023年年間売上TOP20商品が発表されました。
そこで今回はフローレスレジンを除いたTOP20全製品と、フローレスレジン全モデルの比較テストを行いました。※容量違いの同一製品は除いています。
◆実験内容
テスト内容は黄変促進機を使用した酸化黄変15年相当の経年変化の比較で、暗所黄変を再現した実験です。
◆結果
フローレスレジンのモデルで一番変化の大きかったコーティング用フローレスレジンでも、他のTOP20全製品より黄変進行が少ない結果となりました。
注型用フローレスレジン、海アート用フローレスレジンは目視でほとんど気にならない程度の変化しかありませんでした。クラフト用フローレスレジンに関しては目視で確認できる黄変はありませんでした。
2024年2月時点の仕様で最も黄変しなかったのはクラフト用フローレスレジンという結果になりました。
◆まとめ
エポキシ樹脂の黄変進行速度は、製品によって数十倍の差があるほど大きな違いがあります。
黄変させたくない無色透明作品にはレジン選びがとても重要です。
フローレスレジンは全てのモデルが黄変しにくいので、黄変させたくない無色透明な作品にはぜひフローレスレジンをお選びください。
◆フローレスレジン
通常エポキシ樹脂製品は改良されると新商品として発表しますが、フローレスレジン社は既存モデルを改良していく珍しい方針のメーカーです。
フローレスレジン社では改良製品を新商品として発売することを、「改良が簡単に出来ない為、最新の技術と知見をすぐに採用できない」、「ユーザーは時代に乗り遅れない為に常に良い商品を探す労力が発生する」と考えています。
フローレスレジンなら同じ製品を使い続けていても、常に最新の技術と知見が詰め込まれた高性能な製品になっている事が大きなメリットとなっています。
◆フローレスレジンのモデル一覧
最も低粘度で気泡抜けが良く、高い透明度が特徴のエポキシ樹脂です。
手のひらサイズの立体作品、シリコンモールド注型作品に最適です。
2cm以下の積層ならレジンテーブルにもお使い頂けます。
透明度の高さと超低発熱が特徴のエポキシ樹脂です。
レジンテーブルやオブジェなどの大型作品に最適です。
車両走行可能な床材としても使用できるほど硬度が高いエポキシ樹脂です。
硬度が高く変形しにくいので、平べったい形状の厚みの薄い作品に最適です。
波アート、模様付けやアート作品のコーティングに適したエポキシ樹脂です。
超高粘度・速乾性の特徴を生かして、アイデア次第で様々な作品に応用できます。
レジンの選び方
フローレスレジンは全てのモデルがとても黄変しにくく硬度が高い特徴があります。
レジン作品の製作には作品にあったレジン選びが最も重要です。
モデル毎の特徴について更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Commentaires